Kyocera International Inc.
RPAソリューション「UiPath」で、製造部品の発注、在庫、出荷数量管理をリアルタイム化
京セラ株式会社の北米事業として、お客様満足のため、新たな価値を創造し続けるKyocera International Inc.様。同社のビジネスの中枢を担う自動車の部品販売部門では高品質、リアルタイムな在庫管理や出荷管理業務が求められていた。
業務負荷軽減の観点から、RPAソリューション「UiPath」を導入。従来手作業で行っていた業務の自動化により、スタッフの業務負荷を大幅に削減。品質、リアルタイム性がアップし、部品販売部門の生産性向上を実現した。
導入したサービス
「UiPath」の導入により課題を解決
手作業での情報入力に
時間と手間がかかっていた
取引先との電子注文に、多くの情報を正確に入力する必要があり、作業やチェックに多くの時間を要していた。
人為的ミスが避けられず
多くの作業時間が掛かっていた
手入力による作業はミスの発生が避けられず、出荷数量に影響し修正作業に多くの時間を掛けていた。
自動車の部品販売部門の
業務負荷軽減が求められた
担当者の定期的な教育に多くの時間が掛かっていたため、業務効率化による負担軽減が急務になっていた。

入力作業の自動化で作業時間を最大1/10以下に短縮できた
作業ミスがゼロになり生産性が大幅に向上
担当者の業務時間を最大10時間/月削減でき、削減した時間で新規ビジネス獲得に取り組む時間が増えた
さらに
- 今まで1週間に一度しか在庫管理を行えなかったが、業務自動化により毎日リアルタイム管理できるようになった
- スタッフが業務改善の効果を実感することができ、さらなる効率化へのモチベーションが高まった

採用の理由と経緯
KDDIのUiPath導入実績と生産性向上の手段を探していた
自動車の部品販売部門の生産性向上へ向け、着目したのがRPAだった。 西川氏は「RPAについてはヒューマンエラーを無くす上、もともと新しいテクノロジーに興味があった。 生産性向上の手段として、KDDIからUiPath導入について説明を受けた時、リアルタイム性が求められる出荷、在庫管理業務の自動化に向いているところを評価した」と経緯を語る。 また、KDDIとUiPathを選んだ理由について西川氏は「同様業務の横展開が容易で、グローバルでの「UiPath」導入実績に安心感がありました」と言う。
導入効果
約1時間かかっていた作業が、5分で可能になった
RPAにより、取引先サイトからの情報入力作業が大幅に軽減できた。馬場氏は「これまで膨大な情報をミスなく入力する必要がありチェックに時間を要していましたが、RPAにより正確かつスピーディーに自動化でき、スタッフの負荷軽減ができました。またアメリカでは属人化されやすい業務でもRPA導入により見える化が実現されました」と効果を語る。
今後の横展開も含めて改善することで、さらに大きな効率化を期待
今後の横展開を見据え、現行の出荷管理表のフォーマットを汎用的に変更した。
馬場氏は「横展開に際して、出荷管理表のエクセルファイルを、他の取引先でも使用できるように、フォーマットを見直しました。こうした変更は、将来的に見れば業務負荷を軽減させてくれるはずです」と言う。
勤務過多の解消と、人材の有効活用が可能に
RPAの導入により、部品販売部門では約10時間/月の作業時間削減を実現。 業務負荷の軽減により、人員を増やさずに新たな業務も行えるようになった。 西川氏は「単純業務の負荷解消とともに、付加価値の高い業務に人材を集中させることができたため、RPAの効果はあった。 今後は、同様業務の横展開や他部署で導入できないか検討したいと考えている」と引き続きRPAジャーニーを続けていく意向を語る。
お客様プロフィール
Kyocera International Inc.
- 本社
- 8611 Balboa Avenue San Diego CA
92123-1580 U.S.A. - 設立
- 1969年
Kyocera International Inc.は、京セラ株式会社の北米事業として、自動車部品等を北米市場へ販売。お客様に喜んでいただく製品やサービスを提供することをテーマにしています。人の心をベースとする経営から生まれた「京セラフィロソフィ」と「アメーバ経営」の実践により、新たな価値を創造し続けています。